最近のお買い物。

今日は楽器屋さんに行って、バンドスコアを物色。お目当てはグレイプバインのスコアブックとビーチボーイズの(というかブライアンウィルソンの)ソングブック。

まずはビーチボーイズ。これが少ない。アメリカが産んだもっとも偉大なバンドのはずなのに、ない。ビートルズが支配する「B」コーナーの中を一冊一冊見落とさないように探したら、申し訳なさそうに置いてあった。一応3冊発見。これがまた3冊とも薄い。激しく薄い。

なぜビーチボーイズかと(グレイプバインも然り)言うと、ギターコードをコピーしてその感覚を身体に覚えさせ、ソングライティングに活かそう・・・ようはお勉強しようと思ったのだ。一番調べたかったのは「キャロラインノー」。
しかし、これが載ってない。何でメチャクチャ有名な曲なのにないのだ。そう思った僕の頭にある疑問がふと浮かぶ。
「あれ、キャロラインノーって、ビーチボーイズ名義だっけ、ブライアンウィルソン名義だっけ、どっちだっけ。」

これは大問題だ。どっち名義だったかをはっきりさせなくては、いくらビーチボーイズのスコアを調べたって見つかるわけがない(家に帰ってアルバムをチェックしたら、ビーチボーイズ名義(「ペットサウンズ」)でもソロ名義(「駄目な僕」)でも収録されていた)。しかもブライアンウィルソンのソングブックとなると、多分日本の楽器屋さんに置いてある可能性はかなり低い。

仕方ないので、「キャロラインノー」の次に知りたかった「グッドヴァイブレーション」を探す。

これは載ってた。しかし読んでみると、これが恐ろしく普通の、というかシンプルなコードしか使っていない。これでは「コードの妙を会得」という目的に沿わないので面を食らったのだが、曲を思い出したらあの曲ってギターコードよりもベースラインが曲をリードしているのだから、それ程コード進行云々の曲ではないのだ。そんな分かったような分からないような事を考え一人納得した僕は「まぁ、家帰って弾いたら何か分かるだろう」と思い、とりあえずコード進行だけ携帯にメモる。
そして隣に置いてあった別のビーチボーイズのスコアブックを取り出し、本を開いて読んだのだが、「こんな歌あったけ?」と思わざるえない曲名ばかり。「はて?」と思い、表紙を確認したら「ビースティーボーイズ」だった。僕は心の中で呟かざるをえない。「どこの誰がビースティーボーイズの楽曲をバンドでコピーするやつがいるのだ。」。

よってビーチボーイズのスコアブックは3冊ではなく2冊でありました。全然、ビーチボーイズって需要がないんですね。

さて家に帰る電車の中で「ブライアンウィルソン降りてこい!」と願ってギターを弾きながらメロディーをくちずさむ自分を想像して、ひとりニヤニヤしたりワクワクしていたのだが、ブライアンウィルソンを勝手に殺している事に気づく。確かに死に掛けてはいたが、まだまだご健在だ。

ならば、ブライアンウィルソン、あなたが自ら監修の「ペットサウンズ」のスコアブックを作ってくれ。自分の楽曲作りやハーモニーの妙を自分のものだけにしないで、後進育成のためにも著してくれ。だって他の人が作るのはかなり大変だと思うし、もし間違えている箇所があったりしたら、いい気持ちはしないだろうし。
生きてるうちに、面倒くさいとは思うけれど、是非作ってくださいまし。


で、次にグレイプバインのスコアを探したのだけど、更に意外な事に一冊もなかった。多分出版はされているのだろうけど(そういえば昔、HEREのスコアは読んだことあるし)、2009年2月26日の新宿PEPE島村楽器には置いていなかった。残念、グレイプバインもいまあんま人気ないのかな。


後はあるわけないだろうと思ったが、「いやもしかして」と思ってエリオットスミスのスコアを探す。エリッククラプトンが占拠する「E」コーナーにもしや一冊ぐらい紛れ込んでいるのでは、と思い探したがやっぱり見つからなかった。

誰か、エリオットスミスのソングブックかバンドスコア、存在しているか知りませんか?英語でもスペイン語でもリンガラ語でも何でも良いので。。

ちなみにこのブログを書いている時に「ビーチボーイズ」を「ビートボーイズ」っと打ち間違えたのだけど、このバンド名、かなり良い線いっていませんか?こんなダサくてシンプルなバンド名はそう無いと思うのだが。多分60年代には、この名を名乗るバンドは世に何百といただろうけれど。

あと、レコファンでシーアンドケークの「カーアラーム」を買おうと思って探しても置いていなかった。その代わりに、サムプレコップの「サムプレコップ」のソロが中古で売ってて買った。プロデュースは中野在住と噂される世界のジムオルーク。このソロアルバムを聴いてみると、シーアンドケークの音楽の自分好きな部分がフォーカスされている気がして、自分がシーアンドケークが好きなのはサムプレコップに依る所が大きいのだなぁ、と再確認。まぁシーアンドケークのメンバーも参加しているけれど。あとジャケもすごくいい。



いま上映されている「趙雲子龍」を主人公にした「三国志」という映画が観たい。レッドクリフの陰に隠れているけれど。。(というかレッドクリフがヒットしたからこのタイミングで公開されているのだと思うけれど)。

そんなとこです。


おやすみなさい。