早く天気が回復してほしい。

8月28日、新宿JAMのお越しいただいた皆さん、対バンのみなさん、そして冬馬さん、ありがとうございました!
我々の演奏はどうだったんでしょう?個人的には、前回、前々回に比べれば良かったと思います。ただ「考えるな 感じるんだ」という有名な言葉がありますが、その難しさを毎回ライブを終える度に思い知らされています。

明日は映画の日。練習もお休みなので、映画館をはしごしようかと思っています。まずは「デトロイトメタルシティ」を観にいこう。後は「ぐるりのこと」がまだ渋谷でやっているので観に行こうかな。あっ、「それぞれのシネマ」も観たいな。

そもそもこうやって、何を観ようかと思いを巡らせるのが何より楽しい。

そして夜遅くにブログを書いて寝るのが遅くなって時間通り起きれず、結局1本しか観れなかったって事になるんだろうか。

あぁ、そういえば小学生の時や高校生の時、「あれをしよう、これもしよう」と思い描きながら、結局その10分の1ぐらいしか実際には果たせないまま、無限にあったように感じた夏休みが終わっていったっけ。


僕はふとベルセバに「何もしなかった夏」という歌があったのを思い出した。
ベルセバ出世作の「The Boys with the Arab Strap」に入っている名曲だ。

突如、僕はこの歌の歌詞がいったいどんなものだったんだろう?と疑問になり、久しぶりにCDをかけながら、歌詞を調べてみて僕は静かに感動した。

「何もしなかった夏」の歌詞は「何もしなかった夏」を悔やみ憂う、とても感傷的な歌なんだろうな、っと僕は勝手な思い込みをしていて、又そういう歌詞であると期待していた。

が、違ったのだ。この歌は何もせず過ぎ去ってしまった(いや「何もしなかったと感じながら過ぎ去ってしまった」、、という方が正確だろう)夏を悔やむ歌ではなかった。むしろ、そんな夏の後味を賛美する歌であった(僕の勝手な解釈ですが)。

僕は救われたような気持ちになった。

セミがやかましく鳴り響く木を見上げればその向こうに惜しみなく広がる空の青さを、僕は当たり前のように享受していたっけ。そんな喜びに包まれていたことを僕はすっかり忘れていて、いつだって夏の終わりには「何もしなかった」と悔やんでいたのだ。高校1年生の夏休み、友達の好きだった女の子の家を自転車でさがしにいって結局は見つからなかった時の「とほほ」の侘しさだって、そこに夏があったから感じることが出来たのだ。これが冬だとなんだか湿っぽくていけない。


話は飛躍するが「Endless Summer」というFenneszの超名盤があるが、僕はこのタイトルは究極のタイトルの一つだと思っている。(「Endless Summer」だなんて、なんて美しい言葉の響きだろう。この単語の組み合わせを初めて発した人は誰なんだろう。ルパン3世の声優を山田康夫に決めた人ぐらい天才だと思う。)

素人ではあるがソングライターたるもの一度は「夏」を見事に描ききってみたいものだ。きっこれが僕にとっての永遠の「夏休みの宿題」なのであろう。


あー、寝ます。

おやすみなさい。