ストーンズ at 早稲田松竹

今日、早稲田松竹マーティンスコセッシが手がけたローリングストーンズのライブドキュメンタリー映画「シャイン ア ライト」を観に行った。

ストーンズの演奏は圧巻でした。あんな長いキャリアのある偉大なバンドで禿げてもいなくて、太ってもいない、というのはほんと奇跡的だと思う。ストーンズに実はそこまで入れ込んだ事はないのだけれど(bigger bangはすごい好きだけど)、十分楽しめました。
途中、バディガイも出てきて、ビックリ。単音ひとつで一気に会場を自分の世界に変えていた。ていうか、まだ生きていたんだ。
キースリチャーズのギターは謎だらけです。あの独特のピッキングのリズム感覚や弾いている所と弾かない所の間の空け方のセンスはどうやったら身に付くのだろう。。おとなしく家で一人で練習していても絶対、無理なんだろうな。
ミックジャガーもジャニーズばりに動いているのに、全く乱れる事のないボーカルパフォーマンスはさすが。今までそんなに好きじゃなかったけれど、ちょっと好きになりました。きっと、すごい量のエクササイズを毎日してるんだろうな、、やばいな。



映画館館内も、最終日のラスト上映という事もあってか満席。
映画館ならではの大画面と音響で観ていたら、「野球を観るなら、野球場よりテレビが一番」というよくある文句を思い出した。まぁこの文句は「野球場で観たくても観れない人達」のひがみも込められていると思うけれど、でも東京ドームの外野席で米粒みたいなストーンズを観るより、映画館で観た方が楽しめるような気がする。まぁ、(ドームで)観た事ないので何とも言えませんが。

えっと、何が言いたいかというと、それぐらい良く出来たライブ映画だった、という事です。
アップで映るご老体のメンバーの顔のしわやスジやシミを観ていると、この人たちは本当に不死身なんじゃないかと思ってしまった。


あと僕の隣に座っていた白人のオッサンが控えめながらも身体でリズムをとりながら、鼻歌を歌ってたりして、何か微笑ましかった。他の映画なら切れてるけど。でも観ている時、もし誰か一人でも上映中に立ち上がって踊りだしたら、もしかしたらまるで「ブルースブラザーズ」のワンシーンのように、みんな立ち上がって踊りだすかも!とか、一人妄想した。ほんとに起こったらすごい愉快なのにな。

でもスタッフロールが流れ終えた所で、一部ではあったけれど拍手が起こってビックリした。上記のような事を思っていたのにも関わらず、反射的に「日本人なのに!!・・・」て思ったけれど、もしかしたら外国の方も複数お見受けしたから、その方々かしら。でも確かにライブを観終えた感覚に近かったからまぁそんなに不思議がる事でもないか。どっちにしろ何だかとても幸せな気分になりました。

あ、どうでもいいけれど、劇中の冒頭とラストにスコセッシ監督が登場するのだけれど、役回りが何だかとてもウディアレンに似ていた気がする。ウディアレンの場合でいう美女が、スコセッシの場合、ストーンズ、みたいな。ルックスも似てたし(笑)

お風呂、入ります。