dead christmas

色、生地、形態、実用性、コストパフォーマンス、全ての点で探す前から理想として思い描いていた通りの手袋を、いとも簡単に無印良品で見つけてしまい、購入してしまった。
とてもお気に入りである。どれぐらいお気に入りかというと、その手袋をしたまま、今まさにこの文章をタイプしているぐらいお気に入りである。でも何か、足りない。
そう、なんか・・・タ・リ・ナ・イ!!

何だろう。あれか、手作り感か。いやでもそんなものは、思い込みで何とでもなる。五感外である。何だろう??あ、そうだ、分かった!臭い・・・じゃなくて匂いだ!もしこの手袋に、蒼井そら、じゃなくて蒼井優の臭い、じゃなくて匂い・・・いや、臭いが染み付いていたら、感じることさえ出来たら、もうこれは完璧、pricelessである。
十二月、夜の澄んだ冷気の中、一人表参道を歩きながら通り過ぎるカップル達に、キミの遠く淡い記憶を重ねるキミが「あー、寒い」って、手袋を嵌めた両手を口元の前で合わせ、「ハァー」とした反動で息を吸い込んだ瞬間、あびる優、じゃなくて蒼井優の匂いがしたら、もうナイスですね!!(by村西とおる
その為には、葵みのり、じゃなくて蒼井優に一度装着してもらわねがならない。そう、装着してもらわなきゃ。

うーん、でも実現できる可能性は低いなぁ。だってトップスターである。気安く「裕ちゃん!」、じゃなくて「優ちゃん!」って言えるぐらいの仲にならなきゃ、そうそう今僕がしている、やっすい、やっすい手袋なんてしてくれるわけがないから。

これを読んでいる君も、きっと共感してくれるよね。じゃぁ、どうしたらいい??ボク、いつもキミのために何ができるだろう??

で、ここで考えた案として一番お勧めなのは、蒼井優に近い匂い・臭いがしてそうな人を探し出し、その人に嵌めてもらうのである。そんな人、どこにいる??きっと、キミはそう訊くよね。想像してゴラン。キミがこの手袋をゲットする過程の中に必ずヒントがあるはずだ。

もうキミは気づいただろう。そう、この手袋を購入しようとレジに向かう時の事を想像してごらん。きっと無印のレジの前には沢山の紳士・婦人が並んでいるであろう。もしかしたらキミの前に並んでいるのは若いカップル客で、ダブルベッドのチラシをテンション高めに見ながら、耳障りな黄色い声と仏語のような低く湿った吐息をかけあっているかもしれない。でも騙されちゃいけない。本物の蒼井優はそんな事はしない。本物はね。冷静になって、ゴールを見るんだ。ゴールとはレジカウンターの事さ。そう5つぐらいあるレジの中に、きっと蒼井優の匂いがしているような気にさせるような何かを持っていそうな無印女性店員をキミは少なくとも1/5ぐらいの確率で見つける事が出来るはずだ。そしてキミは調整する。間を。

もし、前に並んでいたカップルが予想に反して別々のレジカウンターに分かれてしまい、キミがアオイユウのいるレジに辿りつけなかったとしても、焦ってはいけない。落ち着きを払い(まだ誰の匂いもしていないタグ付の手袋の匂いを嗅いでみるのもいいかもしれない)、落ち着きがあればこそ出来る「あ、いけない、サンダルウッドのアロマ精油、もってくるの忘れてた」っていう一人猿芝居を演じ、もう一度列を最後尾から並びなおせばいい。そんな事を何度か繰り返し、ようやくキミはキミのアオイユウのいるレジにたどり着く。

あとは簡単。少し思い出したように慌てて、「あ、ちょっとそれ、彼女にプレゼントしたいんですけど、ちょっと客観的に見たらどんな感じになるか試してもらってもいいですか。あ、えっと、すいません、少しちょっとそれ一瞬でいいので着用してもらえないですか・・・?」
一瞬怪訝な表情を見せるかもしれないけれど、「彼女、って言ってもこれ(手袋)紳士用じゃん。」って心の中で気持ち悪がられるかもしれないけど、そこは無印の店員の事。わざと素人っぽく困って、そしてあどけなく笑って、後ろにも沢山お客さんが並んでいるし待たせるのも悪いから、その手袋を速やかに着用してくれるはずだ。


え〜と、勢い余ってかなり下らないというか、イタイ感じで書いちゃいましたが、何がいいたいかというと、理想の手袋を運良く無印で手に入れて嬉しいという事と、無印の女性店員って概して全員ポイント高く見えるよねって事です。ぽっちゃりしている人でも何だか可愛い。

12月19日(土)、新高円寺クラブライナーでの雨ニモマケズ企画でのLuieの出番は一番手で、6時半から。

ある人の真似をして、かなりバカな事を書いてしまったけれど、みんな来てね!