最近は

新しい音源のレコーディングに追われています。決められた時間の中でベストな演奏をするのがこんなにも難しいなんて。
下手なりに頑張っています。出来た際には、皆さん聴いてやってください。

先日レッドクリフを観にいった。三国志ファンの夢を叶える映画。光栄のシュミレーションゲームの「三国志」や横山光輝の「三国志」で、あの人間ドラマの虜になった一人だが、最近はPSの「三国無双」のおかげでかなりファン層が広くなっている様に思うのだがどうだろうか。
レッドクリフは正直全く期待せず、三国志ファンとしての義務感で観に行ったのだが、これがなかなか良くできていた。金城武孔明トニーレオン周喩はミスキャストだろうと踏んでいたのだが、それは間違いだった。金城武孔明、おれは好きだ。孔明の神の視点で物事を考えているような不敵さと聡明さが良く出ていてはまっていた。トニーレオンも何だか神経質なイメージのある(孔明にコンプレックスを感じている)周喩を上手く演じていた。琴のシーンは映画史の残る、は言いすぎだとしてもとても複雑で繊細な思惑や感情が上手く情緒的に描かれた名シーンだと思う。

関羽張飛をはじめとする猛将の暴れっぷりは、もう何だかシュチュエーションが無茶苦茶だったり必然性のない戦い方ばかりだったが、これはもうお約束のファンサービスだと思うので、そこはオーケーで。
3兄弟が3馬鹿トリオとして描かれていた(ような印象を僕は受けました)のが何だか個人的には新鮮だった。張飛の書道のシーンには笑った。このシーンで、三国志を全く知らない観客も張飛という人物のキャラクターを分かることが出来ると思う。実際張飛が達筆だったかは分からないが、良く思いついたと思う。
ただ長坂波の戦いで赤子を抱きながら敵軍の中を切り抜ける趙雲をちゃんと観れて嬉しかったのだが、張飛が橋の上で怒鳴るシーンがなくて、残念だった。
あと気になったのが、甘寧をモデルにした甘興中村獅童)。わざわざ甘興なんていう架空の武将を作らなくても甘寧のまま登場させても問題がない気がしたのは、僕だけでしょうか。


何だか中学生の頃の自分に戻って楽しんだ。緩むことなく畳み掛けてくる映像とストーリーの展開で、あっというまの145分だった。
パート2に期待。

では!