いまさらだけど、そしてやることいっぱいあるんだけど、、

本屋さんに並ぶ音楽誌がこぞって2009ベストの特集をやっているのを読むと、やっぱり書きたくなるんすよ。てなわけで、今さらだけど、2009年のベストを。新譜だけになると、僕の場合かなり限定されるので(というか新譜に限定すると、ほとんどランクインしちゃう)、2009年に買ったアルバムの中でアルバムベスト10を。ではライターになったつもりで、いってみましょう。
ベストといっても順不同で、思いついた順です。

まず「forth」:ヴァーブ。まさかの再結成&ニューアルバム。ニックマッケブのアンビエントでスペーシーなギター健在。最高の一言。
「Saturdays=Youth」:M83。前作に比べると、突き抜け感は弱いが、じわじわ来る。ジャケも秀逸。
「海 東京 さよなら」:木下美紗都。名盤。一昨年のアルバムだけど、出会えてよかった、と本当に思えるシンガーソングライター。新譜はいつでるんだろう。年内には出すって言っていたのに。聴いた事のない方は是非聴いてみてください。
「波紋クロス」:nhunbase。この時代にモノラル&オーバーダビングなしという、逆の意味でかなり挑戦的なアルバム。こんな音楽はもう出ないだろうな。
「sing」:Grapevine。染みる。初めて観たライブも最高だった。
「キラキラ」:曽我部恵一バンド。泣ける。30代でも青春できる事が証明。
「GLASVEGAS」:GLASVEGAS。こんな誠実で切実な轟音を僕は知らない。
「VIVA LA VIDA」:Coldplay。結構いい。
「It runs in the family」:andesron。買った時、余りにもキャッチーすぎるため「もしかしたらすぐ飽きるかな」と心配していたのだけど、問題なし。踊れる。ときめく。ロマンチック。

オアシスの新譜、sea and cakeの新譜をまだ買っていない。買ってたらたぶんランクインしてたのかな。次点としてはトクマルシューゴのExit。ポーティスヘッドなど。ロンセクスミスの新譜は、こんな事言うの怖いけど(しかし、ファンとして言うが)、印象が薄い。決して悪いアルバムではないが、「これ!」という曲がない。聞き流してしまうアルバムだ。故にランクインせず。でも誰よりも好きだからね。早く来日してね。

ベストアクト5!去年はいっぱいライブを観た。他にもいいアクトだらけだったけど、5つあげるとすると

埼玉スーパーアリーナでのレディオヘッド。念願かなう。泣く
キルロックショーケースでのDEERHOOF。こんなに熱いライブバンドだと知らなかった。狂熱のライブ(←この表現古いか.笑)。その前のシュシュもすげー良かった。
ネスト祭りでのi am robot and proud。何の予備知識なしに観たのだが、美しかった。
波紋クロスツアーファイナルのnhumbase。あのハイテンションなライブがもう観られないのだと思うと、解散本当に惜しい。ライブ初体験だった対バンの曽我部恵一バンドも、最高だった。泣いた。
JCBホールで観たGrapevine

あと高円寺無力無善寺でたまたま観た「日本ミュージック」という一人ユニット(?)を紹介したい。ボウイの「ガラスの中のマリオネット」をパクッったオケに意味不明な歌詞を、(必死すぎて)若干泣きそうな顔で歌うそのパフォーマンスをあえて一言で言えば「ギリギリ」。笑い死にしそうだった。間違いなく去年で一番笑った30分。


2009年はnhunbaseの解散や、飯島愛の死亡など電撃が走るような出来事があったけど、ストレイテナー大山純が加入したり、悪いことばかりじゃなかった。
相対性理論、まさかの大ブレイクで始まった2010年。これからどんなアーティストがシーンを賑わすのだろう。今年も良い音楽に出会えますように。

そんなとこです。あなたのベストをまた教えてください。何だか若干これを書いて恥ずかしい気持ちが芽生えてはいるが、そこはご愛嬌ということで。よろしくお願いします。