7月9日グッドマン、ありがとうございました。9日にライナーで8時40分から弾き語りす。

少し書くのが遅くなりましたが、7月5日のライブにお越しいただいた皆さんありがとうございました。大勢の方が観に来てくれて嬉しかったです。


ただ、余りにひどいライブだったので、思わず最後の曲のMCで気づいたら謝ってしまいました。
もっともっと練習して、出直すつもりで次のライブに臨みます。
昨日はありがとうございました。

宇宙遊泳、かっこよかったなー。マミミフォークソンググラスゴーな感じでツボでした。語彙が貧弱で上手い表現が出来ないのですが、「良かった」と言いたいわけです。うむ、広告会社では働けなさそう。

あとNIGHT! NIGHT! PRODUCTIONで初めてグッドマンのブッキングの平沢さんがドラムを叩いている姿を観た。しかも難しそうなレゲエというかダビーなリズムを卒なく叩いてて普通にカッコよくてビックリした。というかドラマーだっただなんて知らなかった。無知でいけない私。


そういえばカシマさんが激ヤセしてて、別人のようで、「どっかで観た事ある人だー」って思ってしまった。思ったけれどあんな異常なオーラを放っている人はそうそう巷にいないし、場所がグッドマンだったから2秒後にはカシマさんだ!と分かったけど。
でカシマさんと宇宙遊泳のベースの木村さんと話していたのだけれど、25才を越えると、今までと同じ食生活をしていても確実に太るそうです。最近、お腹にだんだん肉がついてきて、すごく悩んでいます。

で以下の事を書いてみました。下らないないこと請け合いなので忙しいかたは読むのをやめて、新聞を読むなりしましょう。


なんて書くと逆に見たくなるのが人間心理だけど、こんな手ももう相当ベタだと思うのでエントリーシートにこの手の発想の何かを書いても落ちるんだろうな。うん、やっぱ広告会社無理だ。
でもRCサクセションの「素晴らしすぎて発売できません」の文句は最高だと思うけど。


で、何を考えてみたくなったかと言うと、バンドマンと体脂肪」についてです。
誰もが一度は考えた事がある事だと思うのですが、何でカリスマティックなミュージシャンには中年を越えてもガリガリor太らない人が多いのだろう。他にふさわしい呼び方が思いつかないので、まず「多くの人から崇拝されているアーティスト」の事をここでは「カリスマ」と呼ぶ事にします。「ロックスター」では何だかイメージがかなり限定されるので。ではいってみましょう。

まず僕が真っ先に思い浮かんだのは、やはりヒロトマーシー。友達が下北沢の街を歩いているマーシーを目撃したそうですが、異常な細さだったらしいです。あとはまだ30歳だけど木下理樹もインタビューやブログを読む限り相当荒れた食生活をしているみたいだけど、やっぱり細い。MCでも「太らないんだよね」と言っていたし。洋楽だとストーンズ何か究極ですし、最近新作を出したばかりのSONIC YOUTHのサーストンムーアもやっぱガリガリです。もしサーストンムーアのTシャツめくったら贅肉だらけのお腹をしてたら相当へこみます。
彼らのようなアーティストを見ていると、禿げてしまったお相撲さんが引退しなければいけないように、太ってしまうような人は物理的にロックのカリスマにはなれないのでは、と思ってしまう。所謂、資格・資質として。


だけど、逆に見事に中年にさしかかり太ってしまったアーティストでもカリスマは多数いて、その事は僕を大いに勇気づける。体型なんて、音楽と関係ないやー、と思わせる。真っ先に思い浮かぶのは、曽我部恵一。この人はもう色んな意味で希望です。あそこまで自分の生活を音楽にストレートにリンクさせて成功させている人はいないんじゃないでしょうか。あの活動スタイルや更に言えばライフスタイルに私なんかは憧れます。
あとJマスシスにケヴィンシールズ(また痩せたんだっけ?)も見事崩れて良く話題にされました。ニューオーダーのフロント二人も然り。
彼らのような人の場は、「別に太ってもいいじゃん」というアテチュードをさえ感じ、更にメディアが揶揄する事で何か新たな「価値」が生まれだしている気さえします。ニューオーダーの場合、唯一体型を維持しているのがお味噌なドラマーだったりするので、「バーニーとフッキーの様に太らないから、あいつはお味噌なんだ≒太ったほうが憂鬱で繊細な歌詞を書くのにor斬新なベースプレイを編み出すのに向いている=クリエイティブになるには太るべき」という論理が頭を掠めます。
これをエスカレートさせると、非常に「オレの肌は黒くないから、本物のジャズメンにはなれないんだ」という強迫観念に似てきます。危険です。
ちょっと話しがそれましたが、要は、再度書きますが「別に太っていいじゃん」という境地に向かうのも一つの道になるという事です。


でもモテタイ、まだまだやりたい盛りの(全然やれてないですが.苦笑)25才には、この境地には達せない。深夜の通販どかロフトどかで腹筋器械が見かけたらつい立ち止まってしまう。「あんな風にはなりたくない」とどうしても考えてしまう。

だけど、実は体重の事で相当悩んでいる、というかその事と凡人のように戦っているカリスマも中にはいて、そっちの方が本当の意味で僕を勇気づけ安心させる。
代表格は吉井和哉です。彼はもともと太りやすい体質だそうで、メディアに顔を出さなくていいレコーディング時には相当太るらしく、その事で苦悩しトレーニングに励む姿はまさに僕が求める希望a.k.a安心材料。
「お経を読めなくていい、毎朝南無阿弥陀仏と唱えさえすればいい」と初めて説かれた民衆は、どれほど安堵し狂喜したことか。容易に想像がつきます。

ただミックジャガーやマドンナの域に行くと、過酷なエクササイズや体重管理が苦悩や苦労ではなく、セレブ的なある種甘美な営みに見えてしまうのが、不思議です。

まだまだロックの歴史はたかが50年〜60年。現時点ではサンプルなんてごく僅かです。いまデビッドボウイのようにケバケバしいメイクをしたロックスターが現れても誰も宇宙人だとは思わないし、白人ラッパーが現在では当たり前にシーンの中でバンバン活躍しているのを見て考えると、過去の常識や価値観なんていくらでも塗り替えられ、崩れていくのです。
だから気にしない。アイドンケアーです。アイドンケアーエニモアーです。

バンバン、肉食って酒飲んでやる。そして翌日はバナナで生活してやる。吉本ばななも久しぶりに読み返してやる。つまり本音はアイキャントイグノアーマイバディーです。

ここまで読んでくれた人ありがとう。
えーと、何が一番言いたかったかというと7月9日は8時40分からクラブライナーで、更に9月19日にこれまたクラブライナーでLuieでのライブが決まりました、という事です。

おやすみなさい。