音楽から飛んでみた。

12日にネストであった蓮沼執太チームpresents「音楽からとんでみる」を観に行った。

この企画はなんと開場が15時、開演は16時。on air Nestの6階ラウンジの昼間の窓から見える外の景色や解放感溢れる雰囲気を気に入った蓮沼さんの「昼間にライブを観たい」という願望によって企画されたこのイベントには、蓮沼執太チームの他、僕が好きで好きでたまらない、というか日本の女性アーティストの中で一番好きな木下美紗都さんや、廃校フェスで復活したrocket or chiritori、d.v.d、が出演。
またこのイベントには、SUN RAの「DOOR OF THE COSMOS」をお客さんと出演者で合唱し、録音するという一風変わった企画が織り込まれていて、しかも何とその録音したものは、次の蓮沼執太のアルバムに収録されるそうな。

まぁメチャクチャ楽しみで行ったのですが、めちゃくちゃ楽しかったです。
イベントを通して、ゆるーいクラス会の様なテンションで、とても心地よかった。蓮沼さんは結構おかしな事を言ったりやったりしているのに、終始真剣な表情で、それが凄く可愛いくて可笑しかった。
また合唱の録音も、音楽の授業みたいで楽しかった。(まぁ個人的には音楽の授業で楽しい思いをした事はないけれど。)フライヤーと一緒に受付で配られた歌詞カードを片手に、英語の歌詞の下に書かれたカタカナの歌詞を見ながら歌っている自分やシュチュエーションが何か笑えて、ちょっとだけど、でも確かな幸福感を感じた。「あぁ、これは理想の日曜日の昼下がりの一つなのかもしれん」と、思った。

ライブの最初は木下美紗都さんの弾き語り。ライブの完成度としては余り良くはなかったけれど、曲は良かったし(特に3曲目に演奏していた「アイドル何とか(タイトル忘れた)」がすごく良かった!)。うーんセカンドはいつ出るのだろう?ライブ後、本人に「早く出してください」と一ファンとして、そしてファンを代表したつもりで言った。だって勿体無いじゃん。作って僕を喜ばしてください。
でもあとで「(本人に言ったのは)逆効果だったかな」と、ちょっと怖気づいた。

その次はロケチリ。この日のロケーションを一番活かしていたと思う。ひだまりの様な音楽。エリオットスミスの「say yes」のカバーもすごく良かった。

その後は、通常のライブスペースである5階に移動してd.v.d
いつか僕に子供ができて、5歳ぐらいになったら、その時に流行っているであろう何とか戦隊のショーの代わりに、d.v.dのライブを見せてあげよう。きっと喜ぶはず。その際は小さい彼(もしくは彼女)を肩車してちゃんとスクリーンが見えるようにしてあげなきゃ。おぉ、想像するだけで、幸せ過ぎる光景だぜ。これは、ヤバイな。
d.v.dのライブは何回も観たけど、いつも楽しいし最高。絶対はずさないです。でも考えたら「この日のd.v.dはもうほんとマジヤバカッタ!!」ていうのも無い事に気づいた(たまたまかも知れないけれど)。まぁ、そういうのを求めるバンド(1?)でもないか。むしろ「あれ、今日調子悪いな」って観てる人が思っちゃうようなd.v.dのライブを一度観てみたい。

ラストは蓮沼執太チーム。個人的にはこの日のベストアクトでした。今度CD買おうかな。因みにこの日のドラムはd.v.dの右側の(笑)人。すげえタイトで軽快で、でもズッシリくるドラムがすげー心地よかった。C

余談だけど、(いやこのブログ自体が余談そのものなんだけど)終演後、すぐに帰らず連れとネストの6階ロビーでうろうろしていたら、headzのスタッフの方にポッドキャストで今日のイベントの感想を録音させてください、と声をかけられた。出演者の方にも聞かせるので、と言われたからここでも「(木下さん)早くセカンド作ってください」と言った。もう嫌われようが、気持ち悪い変な人とか思われてもいいや。。。

7月17日、高円寺barone。僕の演奏は7時半から。よろしくー。